推定世界最大のペットボトルキャップコレクション
世界最大のペットボトルキャップコレクション。それは、ロシアにあると推定される。もちろん確認出来る範囲での推定なので、もっと大きなコレクションが日本に存在するかもしれないことを否定するものではない。
ロシア語で書かれたウィキペディアに「Collecting packing」という記事がある(ロシア語はわからないので、Google翻訳で日本語に翻訳してみるが、意味不明なので英語翻訳で見た方がわかりやすい。)。
パッケージのコレクションについての記事を順番に眺めてみると、
ビール瓶、アルミ缶、ラベル、ボトルキャップ、タバコパッケージ、チューイングガムの包み紙などが見られる。その次に変わったパッケージが見られるがこんなものをお集めの方もおられるのですな。うふっ。
ボトルキャップは王冠とペットボトルキャップのみの記述となっている。
ペットボトルキャップの項目では、Mikhail Vinogradov氏とElizabeth Polukeevoy氏がロシア最大のコレクションを所有しているとある。彼らのホームページである「Collection of plastic caps」によれば、2012年11月1日現在、総所有数は17,000個、内ロシアのキャップは5,230個とのことだ。私の総所有数は約14,500個、内日本国内のキャップは約2,000個。
総所有数で約2,500個の差がついているが、この差はそのまま国内のキャップ所有数の差となっている。実にロシアのキャップは日本の約2.5倍以上もあることになる。
実は彼らは私の友人であるので、ロシアには非常にたくさんのキャップが存在すると気付いていたものの、改めて数字で示されると感嘆するしかない。彼らのコレクションはロシア最大であると同時に、彼らと私の外国キャップの蒐集状況から判断して世界一であると推定できる。
彼らがコレクションを始めたのは、今から6~7年前のことというから、2005年あたりからということになる。私がコレクションを始めたのは2001年だから4年あとから始めてアッと言う間に私を追い越したことになる。
ロシアにペットボトルのデザインキャップが登場したのは1994年頃らしい。日本は1996年あたりと考えられているが、1994年という説もあるので、ほぼ同時期と見て良いだろう。彼らも、コレクションを始める前の古いキャップの入手に手こずっているというから事情は日本と同じである。失われた11年というのは彼らにとってはあまりにも長過ぎるかもしれない。
2006年の時点で、世界最大のペットボトルキャップコレクションを所有していたのは、イスラエル在住のアメリカ人であるLes Krieger氏であったという。その当時で13,000個を所有していたというから大したものである。ただ、残念なことに2012年の2月に突然引退を表明し、コレクションの世界から退いてしまった。私も、コレクションを始めて間もないころからの付き合いがあったので大変残念な思いである。
Mikhail Vinogradov氏とElizabeth Polukeevoy氏は仲の良いお友達で、コレクションを共有しているようだ。どの程度の共有状態かまではわからないが、1人だけで集めたものでないのは確かなようだ。この意味で、世界一のコレクターではなく、世界一のコレクションと題しているのである。
世界最大のコレクションまでにはまだ2,500個もの差がある。私は平均して毎月約100個のキャップを蒐集しているが、このペースで行っても追い付くのに2年以上かかる計算だ。その間に彼らも2人でペースアップして収集するだろうから差が縮まるどころか開く一方である。これも一重に国内で生産されるキャップ数の差によるから如何ともしがたい現実がある。
近年、日本の国力が著しく低下し、製造業も低迷している。ペットボトルにあっては、外国からの逆輸入品が急増しており、国内のキャップの白フタ化を目の当たりにして、このキャップ数の差は今後ますます開くことが懸念される。この差を外国のキャップで埋めてみても私の心が満たされることはない。
今後、彼らのコレクションがギネスブックに申請されるかどうかを見守りたい。
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