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エムズ・コーベ 六甲北ブリュワリーの王冠

Mskobe01エムズ・コーベ(有) 六甲北ブリュワリーの王冠です。
この王冠もWさんから2017年5月に頂いた王冠の中にありました。王冠スペシャリストのyouth-kさんの情報で醸造所が判明したものです。

頂いた情報元は、「ビアクルーズ」というHPで、詳細に記載されております。「UB PREMIUM」の「UB」は、「Umai Beer(うまいビール)」から由来しているそうです。想像できませんでした。
この蔵元はすでに閉店され、製造を中止しているようです。

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ところで、この記事の中に「ペットボトルのビール」の写真が掲載されていたので管理人様にお借りしました。写真で確認する限りキャップは白フタでデザインはないように見受けられます。

このペットボトルのビールについて、「ビアクルーズ」の管理人様にさらに詳しい情報を頂くことができました。
エムズ・コーベは1996年5月に醸造を開始し、同年にこのボトルを製造・販売したとのことです。1996年といえば、小型のペットボトルが解禁になった時期と一致するので、解禁と同時に製造販売されたと推測されます。
ちなみに、日本のクラフトビールの歴史は、1994年4月に酒税法が改正され、小規模醸造所によるビール製造が可能となり、その年から翌年にかけて小規模醸造所が徐々に設立され、黎明期を迎えています。

私の認識では、日本ではペットボトルのビールは販売されていないと思っていたので驚きです。
管理人様の情報では、ペットボトルのビールを販売したのはエムズ・コーベ社以外に2社あったそうですが、エムズ・コーベ社より先に販売した会社はなかったはずだということです。

製造年から考えても、同蔵元のペットボトルのビールが、日本初のビールのペットボトルであると断定しても良いかもしれません。

私がコレクションを始めたのは2001年なので、1996年当時のペットボトルやキャップの状況を知る由もありませんが、王冠の流れを汲むペットボトルのキャップはほとんどがデザインが印刷されていたと想像されます。
ペットボトルのキャップにおいても黎明期にあった時代にあって白フタであることのほうがむしろ稀有なケースであったのではないでしょうか。

未だにメジャーなビールメーカーはビールのペットボトルを販売していないはずなので、エムズ・コウベ社のこのボトルはエポックメーキング的な歴史に刻まれなければならない大変貴重なものであると思います。
ラベルのデザインもとても良いですし、白フタであってもこのボトル欲しい!

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